工部七職

お仏壇は七つの専門職によって1本のお仏壇が完成します。

関工作所は、七職の職人が集まっている、通称『七曲がり』と呼ばれる場所にございます。 この場所は彦根城下へ入る人々が、必ずここを通るという交通上の理由から、彦根の中でも仏壇屋が集中している場所になったと言われています。

木地

木地

伝統工芸士 葉茂 政宏

伝統工芸士 葉茂 政宏

厳選された木材で、お仏壇の本体をつくります。

  • 杖(定規)作り
  • 材料選別(杉・松・檜・欅・栓)
  • 木取
  • 撚取・墨付・仕分
  • はぎ付け
  • 内回り・外回り・整形
  • 組立

伝統工芸士 葉茂 政宏木地の傷んだところを直します。

宮殿

宮殿

伝統工芸士 関 新二郎

伝統工芸士 関 新二郎

細かい部品を手作業で作り、それを組立て、屋根を作ります。

  • 杖(定規)作り
  • 材料選別(姫子松・紅松・杉・檜・ひば)
  • 木取
  • 撚取・墨付・仕分
  • 桝組・本体・小物
  • 組立

伝統工芸士 関 新二郎破損部分を修理するだけでなく、現代風の型に変えたり、最高級堂造りにも作り直せます。

彫刻

彫刻士 北川 佳弘

彫刻士 北川 佳弘

図柄を木材に、ノミ・小刀を使用して手彫りします。

  • 型取り
  • 材料選別(姫子松・檜・欅)
  • 木取
  • 下絵描き
  • ミシン引き
  • 粗彫り
  • 仕上げ彫り
    (丸彫り・重ね彫り・付立彫り)

彫刻士 北川 佳弘かけたところやネズミがかじったところなど、素人修理ではなく彫刻士が丁寧に復元します。

金具

錺金具

伝統工芸士 木村 数茂

伝統工芸士 木村 数茂

銅・真鍮板にたがねを使用して手彫りをし、メッキ・色つけをします。

  • 型取り
  • 金取(材料真鍮板・銅版)
  • 型墨付
  • へり打ち
  • 図柄取り
  • 荒彫り
  • すべ入れ
  • 魚子まき
  • 穴あけ
  • 切断
  • 仕上げ

伝統工芸士 木村 数茂かけ落ちた箇所や、長年の仕様で削れた蝶板などを伝統の技で直します。

昔ながらの塗料「うるし」ですが、現在は合成樹脂塗料におされています。しかし、漆に勝る塗料はないと考え、これからも「うるし」にこだわりたいです。

漆塗

伝統工芸士 清水 隆司

伝統工芸士 清水 隆司

白木地に下地加工をし、漆で中塗、上塗りをします。

  • 木地調整
  • 砥の粉はけ下地
  • 水研ぎ
  • 墨引き
  • 中塗り
  • 中研ぎ
  • 仕上げ塗り

漆塗

伝統工芸士 清水 隆司

伝統工芸士 清水 隆司

白木地に下地加工をし、漆で中塗、上塗りをします。

  • 木地調整
  • 砥の粉はけ下地
  • 水研ぎ
  • 墨引き
  • 中塗り
  • 中研ぎ
  • 仕上げ塗り

伝統工芸士 清水 隆司

蒔絵

印刷物やシールではありません。すべて手書き蒔絵です。

蒔絵

伝統工芸士 舟越 丈二

伝統工芸士 舟越 丈二

下絵を漆で描き、その上に金粉や貝などを蒔いて仕上げます。

  • 下絵付け
  • 漆盛り上げ
  • 色漆入れ
  • 地塗り漆合わせ
  • 地塗り
  • 金粉蒔き入れ
  • 毛描き
  • 仕上げ

伝統工芸士 舟越 丈二

蒔絵士 岸本 憲人

蒔絵

蒔絵士 岸本 憲人

蒔絵士 岸本 憲人

下絵を漆で描き、その上に金粉や貝などを蒔いて仕上げます。

  • 下絵付け
  • 漆盛り上げ
  • 色漆入れ
  • 地塗り漆合わせ
  • 地塗り
  • 金粉蒔き入れ
  • 毛描き
  • 仕上げ

蒔絵士 岸本 憲人

金箔

金箔

伝統工芸士 宮本 美弘

伝統工芸士 宮本 美弘

箔押漆を使用し、純金箔を一枚ずつ丁寧に貼り付けます。

  • 押漆へら塗り
  • 下ふき
  • 上ふき
  • 調整
  • 金箔押し
  • 仕上げ
  • むろ乾燥

伝統工芸士 宮本 美弘金箔一枚一枚を、丁寧に漆を使って貼り付けます。ニス押しとは違い、はがれにくく金箔の美しさがいつまでも保たれます。

完成(組立〜納品)

完成です。こうして、木地から一つひとつ手作りし、ご注文から納品まで6ヶ月以上の歳月をかけて納品いたします。


ページ
トップへ